【前編】「バトゥーキ」が3巻から面白くなるのを超具体的に紹介する
本日のバトゥーキ掲載でコミック7巻最終話でした
— 迫稔雄 (@oshitokosa) 2020年2月20日
バトゥーキは後1巻、つまり8巻11話でヤンジャン本誌終わります
続きはWEBで
隣のヤングジャンプで続きますのでよろしくお願いします
WEBは自由きくのでバトゥーキ継続しながら色々描きたいと思います!嘘喰いスピンオフとかね!
私はこれを見たときに、自分を恥じました。またやってしまったと。
供給されることを当然だと思い、口コミを眺めてわかった気になっていました。
嘘喰いがあれほど好きだったのに、手を伸ばすのに時間がかかってしまいました。
バトゥーキは、3巻から面白いです。どんどん面白くなります。
バトゥーキの最大の弱点は、
- 口コミとして、初動がイマイチつまらないという評判が多い
- そして残念ながら、1巻~2巻前半は評判通りと感じざるを得ない
に尽きます。これってもう実は漫画の全てといっても過言ではないですよね。鬼滅の刃みたいな例外はあると思いますけど、皆さん1,2巻でイマイチピンと来ないと評判の作品を買いに行けますでしょうか?手が出にくいと思います。
もう結論から書いてしまいますね。
バトゥーキは2巻のラストに実はかなり明確に物語の軸・目的が示されます。
私と同じく様子を見すぎた方は、悪軍連合?とかが出てくるあたりから面白いのかも?ぐらいの情報をよく見るでしょう。ただなんかそれが何巻かイマイチわからないし、1巻を読んでみても、どう面白くなるかがイメージで出来ないというハードルがあります。
1,2巻で物語のプロローグが終わる(主人公いっち中学一年生)
3巻から物語が本格的に始まる(主人公いっち高校入学)
まずはここを是非押さえていただきたいところです。本記事は3巻までに絞ります。
以下、この記事の目的は「バトゥーキがわからない」をなるべく解消するために、私が実際に読んだ超率直な感想とポイントを記載していきます。
本編がつまらなくなるようなネタバレは避けますが、それ以上に、中身がクリアになれば絶対買いたくなる人がいると作品の力を信じているので、特に2巻で示される本編の軸になる部分は情報は書いてしまいます。
少しのネタバレも許せない皆様は、回れ右をして、先に全巻買って読んでから私のガバガバ感想文を叩いて遊ぶことをオススメします。でもそれってあなたの感想ですよね?とか言われたら顔真っ赤にして反論します。それでは行きましょう!
1巻:もう始まってる!(始まっているとは言ってない)
バトゥーキ1巻の良いところ
・「独特のギャグセンス」は健在の予兆がある
→500円でホームレスの写真購入、主人公いっちの嘘が下手な所
・「格闘の"重みづけ"」は健在の予兆がある
→コンビニでメストレ(師匠ポジ)が格闘するがあっさりでちょっとガッカリ
→その後主人公いっちが襲われているところで、気合の入った格闘シーン
→今後、伽羅(誤字)に思い入れができた後の戦闘は楽しみにしていいかも!
・主人公いっちのお父さん(仮)が梶ちゃん×箕輪みたいな感じで、
この伽羅さん(誤字)中心に面白くなるといいなあと感じる。
バトゥーキ1巻の悪いところ
・あらゆる所で言われているように初動が重い。
→嘘喰い狂信者の私やその他大勢の手が伸びなかっただけある。
→なじみの薄い語感が多いカポエイラと展開の平坦さで感情移入しにくい
→重い・・・あまりにも・・・ってつぶやきたくなる。
・小さいコマを多く配置する割に話の進みが遅く、
昔の漫画の冒頭の背景設定を読んでる無の気分になってくる。
・リアル?なのかもしれないが、子供のデザインバランスに違和感がある。
2巻:1,2巻の内容を削って1巻にできていたら成功していたはず。
バトゥーキ2巻の良いところ
・鎖につないどけから本当に鎖を探しちゃうお父さん(仮)かわいい
→そのあと伽羅さん(NOT誤字)属性追加で戦闘部分へのわくわく感が増す。
・お父さん(仮)お母さん(仮)の所属する謎の組織「槍」のデザインかっこいい。
→からの「子供の指を1本すぐに送れ」あっ・・・(察し)
→からのヒュー!サンキューパッパマッマ!仮じゃねえよ!真パパママだよ!
→「3人いればそこが安住の地だ」をクッソ小さいコマで済ますの好き。
・からの、怒涛の勢いで明らかになる全体像。目的。
1巻でこの引きまでたどり着けていればと思わざるを得ない。
・いっちは、ブラジルにあるギャングのボスの娘。
自分を守ってくれていた仮の両親が人質に取られてしまい、
いっちは否応なくボスの財産争いに巻き込まれてしまう。
これが、バトゥーキの基本骨格です。
(愚痴になってしまいますが、ヤンジャン編集部さんは、
売れないから移籍の前に、作品の力を信じて3巻までセールとか
2巻まで無料とか作品の芯を広める手助けをしてほしかった・・・)
バトゥーキ2巻の悪いところ
・2巻前半も1巻以上に説明かつ平坦が続くのが脱落要素。
初巻ブーストがない分、カポエイラの詳細説明とかが読みにくくてキツイ。
あとサスペンスがあまり効いてなくて、良くない重さになってる。
3巻:物語本格始動!まずはいっちVS空手!
バトゥーキ3巻の良いところ
・お!高校生になった主人公いっちカッコいい!と普通に思う。
・展開自体も流れが良くて、次の目的が何かクリアに示してくれる。
・BJという両親を人質に取っているキャラとの緊張感のある関係性
会話も中々いい掛け合いが繰り広げられるし、
関係性物語ともに広がりの予感を感じて、先がかなり楽しみになってくる。
・初登場のチン・・・広田先生のキャラも立ってる。
というか研究得意な同級生も、チンチン見たことある女友達も、
登場全員が全員魅力を帯びていてかなり良い。
・めちゃくちゃギャグの調子が良くなってくる。
ただ、ギャグに頼っているわけではなくて本筋も面白いのが◎
・両親出てくるたびに泣きそうになる。その技はやめてくれ。俺に効く。
・VS空手使いとの開戦の仕方で、面白くなることを確信。
こういう主人公側の正当性をキープできる展開をしっかり書けるの本当に大好き。
戦闘描写自体もカポエイラのわかりにくいところが減っていて◎
・チンチンに尺を割いている
バトゥーキ3巻の悪いところ
・いっちのメシを食う顔がキモ過ぎる(伏線だとしても)
・カポエイラの詳細になるたびに迫ちゃんの幻影が見え隠れして草が生えてくる
・モブの魅力は高いけど、結構重要ポジのはずの純悟はまだよくわからない。
・チンチンに尺を割いている
正直に言いますが、3巻の悪いところはふざけて書いているだけです。
3巻からは圧倒的に良い部分の割合が増えてきますし、作者が嘘喰いの時に得意だった表現や、そこから試行錯誤している新しい部分が目立ってきます。
というわけでなぜかバトゥーキの情報ってふわっとしているので、
まず3巻がターニングポイントというわかりやすいところまでお伝えしました。
4巻以降はネタバレなしでレビューしていく予定ですが、
願わくば皆さん先に読んでいただいて、一緒に楽しみたいものです。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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まだまだ未熟な作品ですが気が向いたらレビューをいただけると嬉しいです!