【実際に読んだものだけ!】おすすめラノベ&マンガTOP10ランキング【2015年】
2015年は、Kindle購入に伴い、マンガ・ラノベ読書量が激増しました。
2015年に私が読んだ「主人公が良い奴で世界が優しい」マンガ・ラノベをおすすめします!
番外:しゃべれども しゃべれども(佐藤多佳子)
マジで!?整理してみたら、しょっぱなからマンガでもライトノベルでもないじゃん……。こんなんじゃランキングになんないよ!本作は、私がKindleを買って、最初にまともに読んだ小説作品であり、主人公が良い奴で世界が優しいというジャンルが世界にあるんだと教えてくれた娯楽メンター的作品だからです。主人公とヒロインは永遠に幸せになって。どうぞ。では本編はじまります。
第10位:安達としまむら(入間人間)
しまむらみたいな人間本当に好き。"キャラクター"って読者に向けて作った時点で、何かテンプレでステレオタイプな要素詰め合わせパックに感じてしまう。
私はキャラクターに、こっちを見てほしくない。その世界で悩みながら生きて、大事なモノを探し、大事な人のことを考え続ける人間であって欲しい。小説の中でしまむらみたいな"人間"に出会えるのは、読書の寂しさが薄れて、最高なのだ。
第9位: おじょじょじょ(クール教信者)
おじょじょじょ (1) (バンブーコミックス 4コマセレクション)
- 作者: クール教信者
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2013/09/06
- メディア: Kindle版
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物語の壁、には色々あるけど、今までの自分の弱さがゆえに不可能”だった”ことを乗り越える話が一番好き。くぅ~、この展開、自分だったら周りの目を気にして話しかけられないだろうな、避けちゃうだろうなという時に、主人公が征ってくれる、この瞬間が最高。勇気を振り絞る瞬間を目撃できるの最高。おじょじょじょは最高なんやね。学生時代に一番必要なのは、欲しかったのは心の勇気ですよ。
第8位: 俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件(七月隆文)
俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件: 1 (一迅社文庫)
- 作者: 七月隆文
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2013/03/15
- メディア: Kindle版
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待って、ちゃんと最後まで聞いていって。この本凄く良く出来ているのに、最近アニメ化して、ニコニコのコメント見て愕然としましたよ。やれテンプレだのやれキモいだの。でも今は、そんな事はどうでもいいんだ。重要な事じゃない。
はぁ~。こんなに俺と地球人で意識の差があるとは思わなかった…!これじゃ、俺…ライトノベルを紹介したくなくなっちまうよ…。落ち着け、冷静になれ。俺は憎しみを晴らす為に紹介するんじゃない…みんなのために、地球のために紹介するんだ!くっ…! 落ち着け! あんな安っぽい挑発に乗るな!うおおおおおっ!
このシリーズはですねえ、挿絵の有効活用という一点において、他の追随を許さないナイスノベルなのですよ。「ライトノベルとは、文章に単なるイメージ絵が挿入されているもの」から、「ライトノベルとは、文章と絵で構成された創作物である」にパラダイム・シフトしたナイスシリーズで、個人的には時代はさっさとこの形式追いかけて三顧の礼を持って迎え入れて量産してどうぞと言った印象です。(太もも)
第7位:だがしかし(コトヤマ)
説明要る……?要らなくない?私の中で2015年読んでて一番面白かったマンガはこれだし、最初に言ったラブ要素のウエイトが大きいから7位にいるだけ。面白いマンガ1位なら全然これ。ほたるさんかわいいほたるさんかわいいほたるさんかわいい。
ほたるさんかわいい(大見出し)
第6位:AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (田中ロミオ)
これは最後買った自分をほめてやりたくなった作品です。主人公が良い奴で世界が優しい世界は、油断すると、金色のモザイクがかかったような永遠日常空間に陥ってしまいます。本作は日常生活のリアルと、ファンタジックな妄想が見事に融合。苦くて、痛くて、苦しくて、それでも優しい。そういうのもあるのか!と気づかせてくれた逸品です。異世界Go!ではなく、現実の中で非日常空間が膨らんでいく作品大好きです。
第5位:わたしたちの田村くん(竹宮ゆゆこ)
竹宮ゆゆこっていったら、とらドラ!の竹宮ゆゆこに決まっているんですが、わたしたちの田村くん読んだ当初は竹宮ゆゆこを知らずに、すげえ作者がいるなあと思いながら読んでました(白痴)。上記AURAと同じまとめで見つけて買ったんだと思います。まとめてくれた人、ありがとう。
こういう本みたいな、書きたいものを全力で書いている、それを我々は眺めているっていうのが一番好きだな。お客様気分で勝ち誇って読んでいる時に、死角から鞘の二撃目が来て肘をブチ折られるような体験本当に好き(!?!)。序盤中盤終盤、隙がないよね。
余談:The World's End
余談ですけど、竹宮ゆゆこでググった時、堀江由衣の画像がTOPに来る状況なんとかして。この人が竹宮ゆゆこかと思ってたよ。竹宮作品の「ゴールデンタイム」の曲で「The World's End」って曲死ぬほど好き。愛してる(唐突な雑談)
堀江由衣「The♡World's♡End」(YouTube Ver.)
第4位:東雲侑子は短編小説をあいしている(森橋ビンゴ)
東雲侑子は短編小説をあいしている 電子DX版<東雲侑子> (ファミ通文庫)
- 作者: 森橋ビンゴ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / エンターブレイン
- 発売日: 2013/12/13
- メディア: Kindle版
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王道とテンプレートは違う(真顔)。萌え作りもテンプレもなく、話の流れも起伏がガツンとあるわけではなりません。だがそれが良い。いわゆるよくある話、という区分がありますが、年にどれだけ"よくある話(良作)"に触れることができるのか。Kindleラノベジャンルをみても、私が読みたいよくある話なんて全然見当たりません。あるのは量産型テンプレ異世界学園ノベルばかり(偏見)。残念ながら作者の最新シリーズ「この恋と、その未来」はピンとこなくて寂しい感じです。
第3位:下読み男子と投稿女子(野村美月)
下読み男子と投稿女子 ?優しい空が見た、内気な海の話。<下読み男子と投稿女子> (ファミ通文庫)
- 作者: 野村美月
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / エンターブレイン
- 発売日: 2015/08/29
- メディア: Kindle版
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私の好きな主人公が良い奴で、世界が優しいってジャンルとして実践してくれているのファミ通文庫しかない気がする(気のせい)。ありとあらゆる作家は一生に一度ファミ通文庫で青春小説執筆を義務付けて欲しい(近代国家終焉)
野村美月さん。そらもう大御所だと思うんですが、「文学少女」「SとSの不埒な同盟」などなど全然肌に合わず、基本的に避けてきたのですが、本作は野村美月さんだと気づかず購入。万事下調べガバってんだね。
ありがとう。いい薬です(心の清涼剤)。主人公もヒロインも気持ちが良すぎる。永遠に幸せになってほしい(同記事内二度目)。本作のすんごいところは、心の引っ掛かりを全て回収しきって終わる所。本当に気持ちが良かった。主人公がルール違反を犯すと、やっぱりどうしても主人公の資格を失ったような引っ掛かりを覚えてしまうものです。
本作主人公は、ルール違反は基本的に避け、事前に悩み、踏みとどまり、外的要因で仕方なく破ってしまうが、最後その時の後ろめたさにハッキリ決着をつけるためにしっかり考えるという精神的ヒーローです。一歩一歩、人として考えるべきことを考えてくれる。これだけでキャラの魅力はこんなにも増す、いや人間の魅力がこれだけ増すと教えてくれました。
あ、ヒロイン挿絵は、表紙より本文内一枚目のほうが可愛い(台無し)。表紙をみて、あ~「私が書いた原稿読みなさいよね!(通称アスカハルヒ)」タイプかと思ったんですが、全然違います。本作ヒロインは人間です。 もしくはヨロイザメ(二択)。
第2位: 耳刈ネルリ御入学万歳万歳万々歳(石川博品)
耳刈ネルリ御入学万歳万歳万々歳<耳刈ネルリ> (ファミ通文庫)
- 作者: 石川博品
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / エンターブレイン
- 発売日: 2014/06/26
- メディア: Kindle版
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全3巻。最初の何ページかの堅いキッチリした文章から、流れるようなキチ◯イテンションへの移行がスムーズ過ぎる。このシリーズ本当に愛おしい。似た小説ないか手を変えワードを変え検索しまくったんですが、ないです。
これも前述の「わたしたちの田村くん」同様、紙面がパトスまみれ(表現の自由)。創作する人って、執筆のプロである以前に、想像力のプロであるべきだということをしみじみ思い出す傑作です。
想像力があるかどうか。それがテンプレ量産作品がいわゆるピンと来ない原因であり、耳刈ネルリちゃんがかわいい理由ナラー!本作の内容想像できる人がもしいたら、怖いから近付かないでください。
ちなみに悲しいかな、今続刊中の、「後宮楽園球場」シリーズは全然好きじゃないです。小説でスポーツ描写はダラダラしてきついんじゃよ。石川博品作品に興味持った方は、「ヴァンパイア・サマータイム」か「カマタリさん」おすすめしておきます。 こっちはホントに面白い。
ヴァンパイア・サマータイム<ヴァンパイア・サマータイム> (ファミ通文庫)
- 作者: 石川博品
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / エンターブレイン
- 発売日: 2013/12/30
- メディア: Kindle版
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クズがみるみるそれなりになる「カマタリさん式」モテ入門<クズがみるみるそれなりになる「カマタリさん式」モテ入門> (ファミ通文庫)
- 作者: 石川博品
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / エンターブレイン
- 発売日: 2014/06/26
- メディア: Kindle版
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第一位:FLIP-FLAP(とよ田みのる)
全一巻。2015年は、「僕だけがいない街」とかを筆頭に、本当にパワーあるマンガがグイグイ来ていた印象があります。私、進撃の巨人風潮嫌いです(唐突)。
そんな中でのマイベストはこれ。「FLIP-FLAP」。ピンボールに熱い情熱を傾ける物語。スポーツ漫画みたいな、フィジカルトレーニングで壁を乗り越える話と違い、自分の中でつまらないと思っていたものが面白くなっていく、自分と向き合い、心の成長で壁を乗り越える話です。
最近ゲーム競技化の兆しが強いですが、それに乗じて、本作みたいな、スポ根ならぬ、ゲー魂の時代がこないかな、と期待しています。本作の比較対象としては、「ハイスコアガール」読んだ時のドキドキ感が近いですね。
ハイスコアガール読んだ時のドキドキ感と。
ハイスコアガール……
ハイスコアガァァァァ~~~~~ッル!
最後に
振り返ってみると、中々楽しんでますね、自分。ただKindleって、買った後の管理がグダグダになるウィークポイントがあるので、定期的に振り返るのいいじゃん!となりました。読むまでだったら最高なんですけどね。
Kindle Paperwhite (ニューモデル) Wi-Fi
- 出版社/メーカー: Amazon
- 発売日: 2015/06/30
- メディア: エレクトロニクス
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全然関係ない余談で〆ますが、嘘喰い最新刊最高や! 嘘喰いは最新刊Kindle化待ちきれずにアナログで買っちゃうんですよね~。売上でかいマンガは同時にKindle化してくれ~。
ではでは! 過去記事の自己投資もおすすめやで!